たまには仕事の話②

続きです( ´艸`)
化粧カバーの少し内部までテープ巻き…

あ、排水ホース接続したトコいい忘れてましたね(-_-;)

フツーにドレンホースに市販のホースさしこんでテープ留めします。

殆どの業者さんが、↑の写真の配管の50㎝ピッチぐらいで配管とドレンホースを固定しますが…

私はしません(笑)

室内機との接続でテープ留めしますが、留めたテープを途中切らずに配管と固定させますが…ソコだけです。

ドレンホースは元々巻いてあるから、伸ばしても曲がろうとするし、縮もうともします。テープで留めないと、化粧カバーの中でダブつくようか感じになりやすい。
なので、よくみんながするのが少し引っ張って真っ直ぐにしながら配管に固定…

ただ、プラスチック?なので、暑さや寒さで伸縮が激しくて…

取替え工事しに来た時、室内機ドレンとの接続部分が外れてるのは良く見ます。

素材の特性やマージンを考えずに「ただ工事してるだけ」だと、こんな感じになる…

化粧カバー無しの全てテープ巻きだと、外れる可能性は低いですが、それでも外れてるのを見たコトはあります

なので、遊びを持たせる&外れにくくする為、接続場所での固定と化粧カバーから出てる先のみです。

ただ今回は…

室外機への接続場所が右側、ドレンホース出すのが左側…とわかれるので、化粧カバー外の抱きあわせてテープ巻きは20㎝程です(⌒‐⌒)
2度目のメインイベント…

室外機への配管接続
先程も同じですが…

接続箇所は、片方はテーパー…
それに合うようにフレア…

要はこのテーパーと傘の面でシールするような形で、銅管自体がパッキンの役目も兼ねる感じです。

ただ、先に面同士当ててナット締め付けていけば、キッチリ密着させれる…って、銅管は簡単に言うこと聞いてくれません( ´艸`)

多少斜めに当たっていても、素材が柔らかいので…そのまま締め付けれます。ただ斜めだと片側だけ銅管潰れて…ってなるので、エアコン程度の2~3気圧じゃ気づきにくいけど5気圧越えるようなボイラーとかの蒸気では、一気に吹き出してきます。

エアコンで始めて銅管加工しだしたエセ電気屋にはわからないでしょうがね( ̄ー ̄)


面で当てるコツは…

フレアはナットの一番奥にしておいた方がいいです。
ソレで、軽く当たるまで手締めして…
銅管を真っ直ぐなラインにして、少し揺さぶりながら再度手締め…

最後まで手締めで面で密着すると、ビクともしなくなります。
逆に密着せずにナットが固くなると…配管の方揺さぶると、多少のガタを感じます。

面でキッチリ当てて手締めしてある状態で初めて工具で締め付ける形になります。

フレアがちゃんと作れて、この接続が出来てれば…

多少締め付けトルク弱くても、強めのオーバートルクでも…

まずガス漏れしません(^^)b

フレア作るのに、銅管切りますが…

ソコでバリ無く…と言いましたが、私はリーマー等でバリ取りしません。
リーマー等でバリ取りすると…その部分の銅管が薄くなります。
薄くなると、漏れの原因になります。

避けるには…

切れ味のいいパイプカッター使えば、バリ出ません。
頻繁に刃は買いますけど…


てか、接続場所は高圧・低圧合わせて室内機側・室外機側のたった4ヶ所…

漏れる場所は、この4ヶ所しかありません。もっと言うと、先に高圧側が漏れるので、2ヶ所…

でも毎年何件かは(他の業者がした工事の)ガス漏れ修理に行ってる…

本職のした工事を、本職じゃないのが修理に行く…何かおかしくね?( ´艸`)

まぁ、100歩譲ってちゃんとした電気屋だったとしても、冷媒ガスの知識あるヤツは少ない…

だからガス漏れしてたら「ちょっと追加しときますね~」って済ます…

原則、少しだけガス補充は無い。一旦全て抜いて、規定グラム数入れるのが正しい。

まぁ、新ガスの「R32」はまだいいとしてひと昔前の「R410」では…
100%には不可能

理由は敢えて言いませんが…

ガスのコト知ってれば、至極当然のコトなので。



そうこうして室外機側も接続したら、仕上げの真空引き
中には、インパクトドライバーでするような真空引きする人や…

ヒドイ人だと、昔ながらのエアパージ(ガスを放出して、配管の中の空気をガスで押し出す)で済ます業者も…
引っ越し屋の下請けの業者には、まだまだ満載ですがね。

自己責任の自分の家ならいいけど、他人の家…しかもお金貰ってる「仕事」なんだから、ソコはちゃんとしましょうよ…(-_-;)

最低でも、真空ポンプか注射器?みたいなヤツ。

真空引きはもちろん出来るし、再確認も出来るから。


…ってコトで

私は当然真空ポンプ
正直、家庭用エアコンなら1分ぐらい真空引き出来ます。が…

私は5~10分くらいしてますねぇ…

真っ先に配管接続して、スグ真空引き…
その間に、電線の接続…配管穴や化粧カバーの始末等をするから、その位の時間…

終わり次第、真空ポンプ止めますが…
配管外さず、バルブ?も開けたまま放置…

後片付けするから、約10~15分?

そこで再度ゲージの数値の確認。

配管接続の不備があれば、大気が入ってきてゲージ数値上がりますので。

問題無ければ、再度真空ポンプ始動

バルブ閉じる(真空状態?)だと、ポンプに無理がかかるからか…音が変わります。

バルブ開けてても真空なら、同じ音がします。

なので、開け閉めを繰返して音の確認。

数値の確認と音の確認してからゴーサイン出します。
そして、ガスの解放(高圧側のバルブ開け)

ゲージは繋いだまま

通常は、ゲージの圧力が上がり出したらポンプのホース外しますが、私はココでも1気圧越えるまで外しません。せめて大気圧以上になるまでは…と(⌒‐⌒)


あ、微量のガス漏れしたり…要はガス量が足りない時は、この写真の見えてる銅管部分の高圧側(上の細い方)に霜つきます。

家のエアコンの効き悪いなぁ~って思ったら、ココを見てみて下さい。

ガスが足りないかどうかわかりますから( ´艸`)

そこそこ冷風が出てたとしても…です
ホース外したら、バルブ(内部の六角)を目一杯まで開けます。
この六角(写真は低圧側ですが)の裏?周囲?にゴムシールがされてて…目一杯開けてからもう1/4程度開けると、キッチリゴムがシールしてくれます。

ホースはずしてあるので、低圧側も同様に開けます。

これで試運転してみて終了なんですが…


メインの作業は配管接続…コレに尽きます(*´-`)

後は、室内機が落ちてこないように確実な背板の取付け(実際は配管繋がってるから頭垂れるぐらいですが)と、室内に排水が逆流しないような排水ホースの処理

それらを注意するなら…

たいした作業じゃないですね

手先が少し器用な中学生でも出来るレベル( ´艸`)


だから、やり方知ってる…ってだけで、みんなやるんでしょうけどね…


そもそも、ちゃんと技術持った電気屋なら、量販店やホムセンの下でやらなくても…

そんな小遣い稼ぎするような仕事しなくても、ちゃんと仕事ありますけどね(笑)
あるから、そんなトコの仕事なんてやってられん!ってなるしね( ´艸`)

ご自分でエアコン取付けしようと思った通りる方…

コレを参考に工事してみて下さい(^^)
一般の業者さんと若干違う工程もありますけど(;・ω・)




ただ今回ので…

下請け業者は敵にまわしましたな(笑)





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