バモス エアコン点検

以前2回ほど(一瞬だけ?)エアコン始動させましたが、温風だったので…

多忙なのもあって、ご臨終…と割りきってました。が…

流石に30℃越えて湿度も80%越えてると…虫の息(´д`|||)

2時間程隙間が出来たので…

どうせガスが無いのだろう…と補充の準備

その前に、コンプレッサーの目視
ネットで拾った画像の加工で申し訳ないですが
コンプレッサー単体…
この矢印の間は、ベルトかかってるのもあり、常に回転してます。


A/C作動させると…
クラッチが入り、この中心部も一緒に回り、冷媒ガスが圧縮されるシステム


要は普段がクラッチ切れてて…
SW入れるとクラッチ繋がる…と考えるとわかりやすい(⌒‐⌒)


厳密に細かく言うと、色々な要素が絡んできますけど…

ザックリ壊れやすいパターン中心に記載します。


まず、Egルーム開けなくても…
頑張れば外から確認出来るコンプレッサーの目視点検

A/Cをon・offして、↑の中心部分が連動してるかどうか…
offだと回ってないので画像のように止まってます

onにしても止まってるなら…
・コンプレッサーのクラッチ死亡
・リレーの死亡
・ヒューズが切れてる
8割こんな感じで考えて間違いないです

今回は生きてるみたいなので…
満載の積み荷下ろして、Egにアクセス
ゲージ繋いで、圧力の確認

※あえてどのタイミングの写真か…
具体的な数値は書きません( ´艸`)

車種によって、高圧・低圧の数値違いますし、この程度は自分で調べてみましょう(笑)
整備書に記載ありますので、デラで聞くと一発です(⌒‐⌒)

冷媒ガスの流れは…

コンプレッサーで圧縮
 ↓
高圧側から放出
 ↓
各配管内通り…
 ↓
低圧側からコンプレッサーに戻る

この流れを前提に考えて、おおまかに言いますが…



・高圧側・低圧側どちらも低い
→ガス不足

・高圧側・低圧側どちらも高い
→ガス入れすぎorエキスパンションバルブ不良
GS等で点検すると…
このパターンが結構多い(-_-;)
冷えない=ガス不足…と素人判断してガス補充
多少ならまだしも…
入れすぎてコンプレッサーをパンクさせてしまう場合もある…
エアコンはGSで点検しないほうがいいかも?

エキスパンションバルブが不良の場合は、ガスの気化させれないから…

高圧側配管に霜付きする場合が多い



・高圧側が低く低圧側が高い
→コンプレッサー死亡?
圧縮出来ないから高圧側が低くなる
圧縮出来なくても、ガスが規定量入ってれば、戻りは通常通り=低圧側がフツーor高くなる


・高圧側が高く低圧側が低い
→詰り?リキッドタンク不良?
コンプレッサーでちゃんと圧縮するから、高圧側はフツーの圧力になるが…
どこかで詰まってるから、低圧側に戻ってこない=低圧側が低い

常に圧縮してるが…詰まってるから行き場が無い

例えて言うなら、ホースの先塞いで水道ガンガン出すのと同じで、圧力がどんどん上がる


今回、どちらも高かったので…
エキパン?と疑いつつ、少しガス抜いてみる…


無事、冷風が出てきました(笑)

ただ…コンプレッサー回らない時もあるのと、時々リレーからカチカチとハンチング音するから、リレーの可能性もあるかと…
仕事が落ち着いてから詳しく見てみようかと(^_^;)


簡単にまとめますと…


◎コンプレッサー(中心部)が回らない
    ①コンプレッサークラッチ不良
    ②通電してない

        ①→クラッチ部分が単体で部品が
               出るメーカーもありますが…
               交換はちょっと面倒なの
               で、コンプレッサー交換が楽    
        ②→リレー不良、ヒューズ切れ
               途中の断線・接触不良

ゲージ繋いで…
(※必ずエア抜きしましょう)

◎どちらも低い
    →ガス不足
◎どちらも高い
    →ガス入れすぎ
        (ごく稀にエキパン開きすぎ)
◎高圧→低い 低圧→高い
    →コンプレッサー圧縮不良
◎高圧→高い 低圧→低い
    →配管内部での詰り
        (一番可能性高いのはリキタン詰り)


簡単なエア抜きですが…

Eg止めた状態(冷媒ガスが循環してない状態)でゲージ繋ぐ

真ん中の黄色のホース継手の根元にネジキャップがついていて、キャップ外すと、中にムシバルブがあります

ガスも入れる場合で、ボンベや冷媒缶も繋いでるのなら…
全て繋がってる状態で

青のバルブ開いてムシを押す(0.5~1秒…ガスが出てこればOK)
=青の配管内はガス充満→バルブ閉める

赤も同様にバルブ開く→ムシを押す→バルブ閉める=赤の配管内ガス充満

黄色…ガスのバルブ開けてムシ押す→黄色配管内ガス充満

配管内の空気がなくなればいいので、順番はどうでもいいです(^^)

ガス繋がない場合は…
青矢印や赤矢印の配管ネジ…
バルブ閉めた状態・配管繋いでる状態で緩めればガスが出てくるので、ソレでエア抜き出来ます

黄色が繋がってないなら…
バルブ開けるだけで真ん中の接続口から放出も出来ますけどね( ´艸`)

コレが一番簡単なエア抜きです(^^)v


細かいコト言うと…まだまだ原因となるものがありますが…
機械モノや消耗品が原因となる可能性が高いので
・コンプレッサー→経年劣化
・エキスパンションバルブ→経年劣化、ノズル詰り
・フィルター(リキッドタンク)消耗品

そして…

構造的に配管の接続箇所が多いのと…
車は振動が激しいので、ガスが漏れやすい
加えて接続箇所はOリング(消耗品)が入ってる

なので、どうしてもガス漏れが原因のトップになりやすい

かと言って…
冷えない=ガス漏れって判断して、ガス入れするGSもいかがなものか…と思いますがね(-_-;)

そもそも、車種別のガス圧わかってんのか?と思いますがね

家庭用エアコンも同じですが…

ガス不足してもエアコンは冷えませんが、ガス入りすぎてると、エアコンは冷えません

逆に入れすぎるとコンプレッサーパンクします

家庭用よりはカーエアコンのコンプレッサーは、かなり丈夫なので、少し入れすぎたぐらいじゃパンクしませんが、効かないのは同じ

今からの時期、エアコン必需品になるのでおおまかな参考程度に(⌒‐⌒)

ゲージは…
自分で車触るのなら、持っていてもいいかもしれませんね~

車変わっても永久的につかえますので(^^)v
ただ、家庭用のエアコンに使うなら…

大昔のR22ガスにならネジ合いますが…
少し前のR410やR32だと(確か?)5/8なので、変換ネジ?用意しないと使えません…が、使えないコトもないので、便利っちゃ便利かも?

もしかすると、真空ポンプなくても…

例の中華製クーラントチャージャーの接続加工したら、コンプレッサーで真空引き出来るかもね~(遠い目)

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